心身一如(しんしんいちにょ)
身体と精神は一体であり、分けることはできない。
頭痛や腹痛、倦怠感など様々な身体症状の背景には、心の問題が隠れている場合もあります。
これを「心身症」といいます。
心の問題は、主に次の大きな3つのパターンとして捉えることができます(これらは併存する場合もあります)。
- 神経症:症状が精神に表れる。ストレスに対し感受性が強いタイプ(不安障害や適応障害など)
- 心身症:症状が身体へ表れる。ストレスに対し気づきが鈍いタイプ(過敏性腸症候群や不定愁訴など)
- 問題行動:症状が行動に表れる。依存症、非行、自傷行為など
自分の知らない間にストレスが溜まっていませんか?
つらいことを我慢する癖がついていたり、考えないようにし続けている場合、「心身症」になりやすいかもしれません。
つらいことを無意識に考えないようにすることを、心理学では「抑圧」といいます。「抑圧」によってストレスを溜め込むと、身体の不調だけでなく、さらに自分の感情を抑え込むための「心の防衛」が生じることがあります。
心の防衛反応を知る
心の防衛にはさまざまな形があります。
- 反動形成:自分の願望とは反対の行動をとること。悲しいときになぜか笑ってしまう、など。
- 投影:他者が自分の抑圧された願望を持っていることにしてしまうこと。自分自身が苦手な人を避けているのに「相手に避けられている」と感じる、など。
人との関係や体調に支障が出てしまう前に、まずは自分の身体反応や心に注意を向けてみましょう。自分の心を無意識に「抑圧」するのではなく、意識的に気づいてケアすることが大切です。
自分の気持ちと戦っても勝ち目はありません。つらい時はつらいと感じてもよいのです。
感情を「外在化」して観察する
自分の気持ちを外に出して、名前をつけて観察してみましょう。
「これは『怒り』?それとも『悲しみ』?」
「もやもや」……「どきどき」……
どんな名前でも構いません。どんな時にやってくるのか。どのくらい生じたのか。今までその気持ちにどう対処してきたか。そして、その気持ちを持っている自分を今どう感じているのか。
一人で向き合うのは難しいと感じたら、カウンセラーや専門家を頼ることも一つの大切な選択です。
日々のケアで心身を整える
同時に身体に不調を感じた場合は、医師の指示に従いながら、日々の心身のケアをしていきましょう。
薬膳茶で心と身体を整えながら、豊かでリラックスした時間を楽しみませんか。