「国際中医師」と「国際中医薬膳管理師」の資格は『世界中医薬学会連合会』が認定する国際資格です。
『世界中医薬学会連合会』は、1991年に設立された中国政府の外郭団体であり、世界67の国と地域、251の団体が加盟する中医学の国際的な学術団体で会員数は約30万人に上ります。
同連合会が認定する国際資格には、「国際中医師」と「国際中医薬膳管理師」の2つがあります。
「国際中医師」は、中医師相当の知識と技術を有する中医学の専門家として認定する資格です。試験は、中医学の基本理論、診断治療学、中医薬学、針灸学、推拿按摩学、中医薬膳学など、中医学の全領域を網羅した内容で行われ、難易度が高いのが特徴です。
「国際中医薬膳管理師」は、中医学の食養学に基づき、健康維持・増進のための食事指導を行うことができる専門家であることを認定する資格です。
試験は、中医学の基礎理論、食養学の基本、食養学に基づく食事指導などから出題されます。
どちらの資格も、中医学の知識と技術を身につけることで人々の健康に貢献することができ、健康食品やサプリメントの販売、レシピ開発、食養の講師など、さまざまな分野で活躍することができます。